魔法が存在する世界。
国家の資格試験に落ちまくり子供に勉強を教えることで糊口を凌ぐ青年が、
伝説の魔法使い的な少女と出会う。
ファンタジア長編小説大賞の佳作を受賞。
1. ムーンスペル!!
2. 霧の向こうに……
3. 真夏の迷宮
4. 背中合わせの風景
5. あの日と同じ月の下で
イラスト:ひじりるかさん
富士見ファンタジア文庫
応募していたとある賞の一次選考が発表される雑誌を梅田の旭屋書店に買いに行き、確認したら自分の名前がなくてがっかり。帰りの阪神電車で思いついたのがこの話でした。
昔のことはあんまり覚えてないんですが、この記憶は割と鮮明。
記事を書いている時点でもう十五年経っているわけですが、
今でもたまにこの作品を読んでくださった方の思い出ツイートきをちらりと見かけたりして、嬉しくなってしまいます。
担当してくださったM田さんは、本当にしょうもない小僧だった自分に根気強く色々と教えてくださいました。
なんかの賞の時、自分が隅っこで「中々声をかけられなくて……」とか言いながらぽつんとしていたら、
「向こうから声をかけてもらえるような作家になろう!」と苦笑交じりに励まして頂いたものです。
僕は今も頑張っていますー!
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