楽観的なのは自分の書き終わったものについてくらいで(どれについても「よく頑張ったな」と納得している)、大体のことについてはペシミズム溢れる向き合い方をする人間であります。
要するに、「ダメだ……終わりだ……どうせきっとこうなんだ……」とか「ほら見ぃな……所詮俺なんて……」みたいなことをよく考え、口に出すこともしばしばなわけですね。実際物事が思い通りにいったことなんてありませんし!
そんな悪癖について、昔の知人に「言葉に出してると現実に起こる」と注意されたことがあります。せっかくたしなめてもらったわけですが、自分は「ははっ。言葉にしただけで物事が現実になるなら、とうの昔にジョン・レノンが世界を救ってるさ」とか自意識過剰な小説の主人公みたいな返しをした記憶があります。
実にうぜえヤツですが、ふとそのことを思い出したりしました。先月命日だったしねジョン・レノン。
実際問題スピリチュアルな言霊信仰めいた迷信に同調できるかっとていうとそれはないんですが、言うだけならただなので積極的に試してみるのもいいかもしれません。どでかい嘘をつきとおすなら、それは本当になる……って言葉もありますし。
でも何だろう……たとえば改善したい事柄をひたすら並べてもひかれるだけですし(程度が低すぎる)、言霊化しても問題ないテーマについて取り組まないとなあ。でもそういうのって当たり障りなくておもんないよね……とか考えていると、「みんな幸せになりますように」みたいなのを正面から本気でやったジョン・レノンはやっぱり偉大だなあと。ひかれるとかおもんないとか、他人のリアクションばかり考えているよ……。
迂遠な思考を続けてきましたが、そろそろテーマを絞らねばなりません。順当に、今やってることを成し遂げるという形にしましょう。
というわけで……俺は名著を書き上げる! 書き上げる! 書き上げるったら書き上げる……!
そんなこんなでいよいよ本題。尼野ゆたかは現在新作(新シリーズ)の立ち上げに取り組んでおります。ほんとに? ホントに!
どかどか書くと言うより下準備の段階ですが、気持ちというか頭の中的にはもう書き始めている感じです。
まあ、あまりのんびりしてもいられないのですけれども。〆切り自体には余裕があるのですが、何かの拍子に書くことに多大な困難が生じないとも限りません。人生何が起きるか分からないですし。むしろよく続けてられるなというレベルではないだろうか……。
ゆえに、書けるうちに書いとかないといかんのです。頑張ります。俺は名著を書き上げるー。