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【ネタバレ】「神様の恋愛相談請け負います」付記 尼野ゆたかと協力者の取材日誌その6 ~滋賀編 前編~

 今回は滋賀編。

前回、前々回と色々な人に同道してもらっていますが、今回は一人で行っております。




こちらは滋賀の猿田彦神社。作中では矢ーナビ(ディアーナシステム)が反応したり、

お稲荷さんの神使であるキツネが登場したりした場所ですね。




陽輔が触れていたとおり、伊勢の猿田彦神社とは鳥居が若干違います。




こちらはクビトがドヤ顔で言い当てた由緒。

勉強不足ゆえ臼命神社というのがなにを祀られた神社かよく分からないのですが、ヤマトタケル=小碓命(とその兄の大碓命)を小臼命大臼命と表記することもあるようなので、

その辺の関係のものでしょうか。







境内。雨だったので傘が映り込んでしまいました。

結構な雨でした。手水舎でシャツかなにかが干されていますが、これは乾かなかったんじゃないかな……。





臼命神社はこんな感じです。






神饌所と馬の像。躍動感があって格好いい馬ですね~。




こちらお稲荷さん。

両脇のキツネさんは若干厳しい目つきですが、作中ではもうちょっと穏やかな感じだったかと思われます。



扁額には正一位稲荷大明神の文字。この正一位は神階というものです。神様にも官位制が存在するのですね。

天慶5年、時の朱雀天皇が伏見稲荷大社に正一位を授け、以後勧請された各地のお稲荷さんは正一位稲荷大明神を名乗るようになったとのこと。

時期で言うと平安時代。承平天慶の乱、つまり平将門とか藤原純友が暴れていたころですね。



神階については面白い話があって、東京の神津島に物忌奈命(ものいみなのみこと)という神様がいるのですが、その物忌奈命が母親である阿波咩命(あわのめのみこと)に神階が与えられないことで怒り、島の火山を噴火させたのだドカーンという話が「続日本後紀」に載っています(公式の歴史書)。

そこで朝廷は物忌奈命と阿波咩命に神階を授けたんだとか。神様も格付けを気にするのだった……。




今回はこれくらいで。なぜかというと次回の竹生島が結構ボリューミーなのです。よろしくどうぞ。




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