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スパイコードW

 福田和代さん「スパイコードW」。






まさか! まさかの!


3Dプリンタで作られる人工カジノ島、
そして出版当時よりもより差し迫って感じられる「有事」。
幕開けからさすがは福田さんというべき舞台装置にワクワクさせられます。
そして次々に訪れる待ったなしの展開なわけですが、
読めば読むほど僕は顔色が変わっていきました。
え……本当に待ったなしなんですが……これをこのまま……最後まで……!?


一つ一つが一本の小説で使える大ネタなんじゃないかってのを、福田さんはこれでもかとぶち込み続けられるんですよ。


多分何がどうって言ってしまうことそれ自体がネタバレになるためこのくらいにしておきますが、すごい勝負度胸というか、思いついても躊躇ってしまうようなことをやってのけるところに圧倒されてしまいます。



うう、語りたいのに


あ~ネタバレ避けながら話すの勿体ないなあ~。でもこれは読んだ人に同じようにひえええってなってほしいなあ。だからあえてここでやめておきます。んーーもうちょっと語りたいんだけど仕方ない。ひええとなりましょう。




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